阪神・岩貞 任せろ!フル回転 9連戦2試合先発予定、中継ぎもやる

[ 2018年10月1日 05:30 ]

室内練習場でダッシュを繰り返す岩貞(撮影・成瀬 徹)    
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 チームはもちろん、自身にとっても望みをつなげる戦いが始まる。9連戦の初戦となる、1日のDeNA戦に予告先発された阪神・岩貞は、チームを勢いづけ、あと20イニングとなっている規定投球回到達に向け、快投を力強く宣言した。

 「CSの可能性もあるので。(CS進出を)第一の目標にやっているので勝てるように落ち着いて投げたい」

 初戦を託された意味は理解している。中止2試合の追加日程は未発表ながら9連戦以上は確定。フル回転が予想される救援陣の負担を軽減するべく「中継ぎの方も休ませるというか1アウトでも多く取っていきたい」と1イニング、いや、1球でも多く腕を振る覚悟だ。9月29日の中日戦で完封勝利を飾った藤浪の力投には「あいつはあいつで僕は僕。目の前の打者に集中していく」とマウンドを守り抜く決意は胸に秘めた。

 現時点で、残り11試合中、予想される登板は2試合。仮に9イニングを連続完投すれば141イニングとなり、規定投球回(143イニング)まで2イニングに迫る。金村投手コーチは「(2試合の)投球内容にもよる。監督が替えないような投球を見せてくれたら。(規定投球回は)長いイニングで試合を作るというベンチの信頼の証」と、岩貞自身初となる中継ぎ登板も含め3度目の登板機会を与える可能性を示唆した。

 16年以来2度目の到達へ、岩貞も「(3度目は中継ぎでも)戦力になれるのなら投げたい」とうなずく。30日は甲子園球場の室内練習場で調整。大事な一戦に向け入念に準備を整えた。

 今季初の中4日で挑んだ前回24日の巨人戦は勝ち星は付かなかったが7回3安打無失点。「良かった点より反省点を次に生かさないと。(前回のように)リズムをつかむためにテンポの良い投球をしたい」。底力を見せる時がきた。(遠藤 礼)

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2018年10月1日のニュース