西武・山川&森“ナチュラルトーク”で振り返る「一番充実していた」1年

[ 2018年10月1日 11:00 ]

パ・リーグ   西武1―4日本ハム ( 2018年9月30日    札幌D )

同期入団の森(右)と山川
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 不動の4番となった山川穂高内野手(26)と、捕手として自身プロ最多の先発出場を果たした森友哉捕手(23)が、初めてリーグ優勝を経験した1年を振り返った。2人で欠かさずアーリーワークをこなした13年のドラフト1、2位コンビ。年齢を超えた絆で獅子おどし打線の中軸を支えた。 (取材・構成=春川 英樹)

 山川 友哉、今年どうだった?

 森 プロに入って一番、充実してました。優勝もできましたし。

 山川 友哉は頼りになるようになったね。

 森 山川さんもホームラン40本以上打って、凄い。自分ではどう感じていました?

 山川 とにかく一年、やってみてと思っていた。よくチームの勢いとか質問されたけど“そういうのはよく分からない”と答えていた。まずは自分のスイングをしたい、ホームランを打ちたいって。個人の成績があって、それが集まってチームだと思った。

 森 僕は打てるキャッチャーをずっと目指してやってきたし、打つ、打たないの前に、キャッチャーとしてたくさん試合に出られたので良かった。

 山川 優勝できたのは友哉がキャッチャーとして頑張った、成長があったからこそ。今年は友哉も俺も(レギュラーの)1年目。友哉はキャッチャーとして多く出るのは今年が初めてだったけど、少しかわいそうだと思って見てたよ。

 森 “大変だな”って、よく言ってくれましたよね。

 山川 キャッチャーもうまいのに、バッティングがいい分、そこと比較されるよね。“キャッチャーでは…”との見方をされるでしょ。俺は(打撃と捕手のレベルが)見合うようになってきたと思っている。

 森 ほんまですか?山川さんと一緒にアーリーワーク続けて良かった!

 山川 自主トレも一緒にやって、今年はアーリーワークの前のランニングも一緒に始めた。一人だったら続けられてたかな?

 森 ランニングはやってないかも…。山川さんがやるって言うから、しゃあなしにやってる(笑い)。でも、続けることは大事。一人だったらやれていないと思います。

 山川 そういう意味でも友哉は変わってきた。昔は打撃の話ばかりだったけど、今年は守りの話が多かった。

 森 確かに、球場を離れても配球とか、守りを考える時間が多くなりました。

 山川 来年、再来年はもっと(捕手として)座るだろうし、余裕が出てきたら、もっと打てる。

 森 確かに、もっと打つ選手にならないといけない。

 山川 絶対、打てるって。よく俺にも“山川さん、こうなっているんじゃないですか”とか打撃について言ってくれるでしょ。直す方法までは言ってくれないけど。俺は友哉には直す方法まで言ってあげているのに…。もう少し理論派になったら?幅が広がるから。

 森 僕は考えていることを感覚的にやってしまうので、言葉ではうまく言えないだけ。

 山川 直すと言えば、俺の車を汚すのだけ、やめてくれない?車の中で食べて、ゴミ置きっぱなしとか…。

 森 しょうがないっす。そんなこと言うなら山川さん、もう少し、痩せてよ。移動が隣の時、新幹線はグリーンだからいいけど、飛行機はエコノミー席の時は、さすがに暑いから…。そんなことより、同期入団でここまでこられた。もっと、もっと一緒にやっていきたい。

 山川 友哉とは高いレベルで話ができる仲だと思っている。常に一緒にいることで、お互い言い合っていければいい。

 森 僕もそう思います。

 山川 優勝はしたけど、まだ残り試合もあるし、個人的にどうだとは、1年終わるまでは言えない。いつも、まだ打ちたいと思っている。“まだまだ”って思いを持ってやっていきたい。

 森 まずは初めての日本一に向けて頑張りましょう。

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2018年10月1日のニュース