阪神、フレッシュ右腕で連勝狙う 小野&青柳で巨人と直接対決

[ 2018年9月8日 09:30 ]

キャッチボールで調整する小野(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神のクライマックス・シリーズ(CS)進出圏突入は、若き右腕2人に託された。3位・巨人との直接対決は、ともに24歳の小野、青柳が先発予定。1ゲーム差で、連勝すれば順位が入れ替わる重要な2連戦を前に、7日は甲子園での指名練習で態勢を整えた。

 「前回東京ドームで投げた時に初回にやられてピンチで粘れなかった。ピンチでも何とか粘れるように攻めの投球を見せたい」

 第1戦先発の小野が表情を引き締めた。8月25日の敵地では初回に岡本に左中間への先制2ランを被弾。そこから立て直せず4回6安打4失点で4敗目を喫した。今回も、相手先発はその試合で完封勝利を飾った菅野となり「菅野さんも初回にピンチがあったけど、ゼロで抑えられた。自分とは全然違う。いい経験だと思うし、自分の投球に集中しつつ、勉強できれば」と謙虚な姿勢を見せながらもリベンジを狙う。

 第2戦を任された青柳は、2日のDeNA戦で5回1/3を6安打3失点で今季初登板初勝利。昨年8月25日以来の巨人戦に「去年とはまた違うと思うけど、僕の時は左打者を明らかに並べて来る。阿部さんや亀井さんが出てくると思うので、左をしっかり抑えたい」と気合十分だ。特に、通算13打数7安打と打たれている天敵の阿部は、タフィ・ローズ(元巨人)と並んでいる228投手から本塁打というプロ野球記録の更新もかかる。小野、青柳ともにまだ被弾0だけに絶対に打たれたくない相手だ。

 残り28試合となりCS進出争いも激しくなる。青柳は順位について「意識せずに一戦一戦抑えていきたい」と目の前の敵に集中。フレッシュな力で宿敵に挑む。(山添 晴治)

続きを表示

2018年9月8日のニュース