二松学舎大付 岸川、強力打線の勢い止められず 主将・平間は後輩に優勝の夢託す

[ 2018年8月16日 14:10 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第11日・3回戦   二松学舎大付0―6浦和学院 ( 2018年8月16日    甲子園 )

<浦和学院・二松学舎大付>甲子園の土を拾う二松学舎大付・岸川(撮影・大森 寛明)
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 二松学舎大付は少ない点差で終盤戦に持ち込むプラン通りに試合を運ぶことができなかった。先発の2年生左腕・海老原から、リリーフエースの3年生右腕・岸川につないだのは5回。この時点でスコアは0―2だったが、浦和学院打線には既に勢いがついていた。

 この回、長短3安打に失策も絡んで3失点。流れは相手に大きく傾いた。6回にも1点を失った背番号1は「チームに流れを持ってこられず、悔しい。申し訳ないピッチングだった」と口にした。

 初戦の2回戦では前回大会準優勝の広陵を撃破したが、この日は勢いを浦和学院の好投手・渡辺に消された。2安打で意地を見せた主将の平間は「0点で悔しい。甘い球をファウルして変化球を三振して、粘りがありませんでした」。9回の最終打席は市原勝人監督に「ホームランを狙え」と送り出されていた。三振に倒れ「(3球目の147キロを見て)速いなあと思った。渡辺君は伸びがあったし、今まで対戦した中で一番です」と脱帽した。

 1年生捕手の山田ら下級生が多く残る。平間は「後輩にはベスト4、優勝を目指して欲しい」と後を託した。

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2018年8月16日のニュース