興南 夏通算20勝逃す 九州勢 14年ぶり3回戦を前に全滅

[ 2018年8月16日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第11日2回戦   興南0―7木更津総合 ( 2018年8月15日    甲子園 )

<興南・木更津総合>終戦の日を迎え、正午に黙とうする興南ナイン(撮影・平嶋 理子)
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 興南は7回を除いて毎回走者を出したが、零敗を喫した。

 2点を追う5回2死二塁から4番・塚本が中前打。二塁走者の1番・根路銘(ねろめ)が本塁を狙ったが封じられた。「1点を大事に取りにいきすぎて消極的になった」と根路銘。無意識にリードが小さくなり、2度のバックホームを決められた。同校夏通算20勝目はならず、我喜屋優監督は「ホームが遠かった」と肩を落とした。

 興南が木更津総合に敗れ、九州勢9校全てが敗退した。九州勢が1校も3回戦に進出できなかったのは04年以来14年ぶり。

 ○…終戦記念日を迎え、球場全体で戦没者の慰霊と永遠の平和を祈念し、黙とうがささげられた。木更津総合―興南の試合を中断し、正午に合わせて実施。試合中に行われるのは3年ぶり。昨夏は同日が44年ぶりの雨天中止で黙とうは行われず、実施自体も2年ぶりとなった。興南の我喜屋優監督は「節目の日。悲しむだけでなく、平和の担い手を高校野球でもっと育てていかなければ」と話した。

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2018年8月16日のニュース