藤平 勝ち越し弾許すも崩れず3勝目「もう一度ギアを上げていくことができた」

[ 2018年8月16日 22:06 ]

パ・リーグ   楽天3―2ソフトバンク ( 2018年8月16日    ヤフオクD )

3勝目を挙げた藤平はファンの声援に応える(撮影・岡田 丈靖)
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 楽天の藤平は、8回途中までソフトバンク打線を2失点で抑え、自身2連勝で3勝目を挙げ「打線一人一人の能力がすごい高かったので、抑えるのはすごい大変だったが、なんとか粘れたところは良かった」と自身の投球を振り返った。

 1−1で迎えた5回、今宮に5号ソロを打たれ勝ち越しを許したが、その後は5回、6回をピシャリと抑えた。「ホームランを打たれた後に点数を与えると、相手に流れがいくなと分かっていた。この後はしっかり抑えないといけないなという思いで、そこからもう一度ギアを上げていくことができた」と、自らの投球に胸を張った。

 5月中旬に登録抹消となり、8月9日に1軍昇格。9日の日本ハム戦に続いての2連勝だ。2軍にいた時に意識して鍛えてきた“強いストレート”。「まっすぐでどんどん押せて、自分の思うようなファール、空振りが取れているので、本当に無駄ではなかったな、と思う」と、2軍での経験が今に生きていることを強調した。

 17日は母校の横浜高校が3回戦を戦う。「前回は自分の前に横浜高校の選手たちが自分に力を与えてくれたので、今回は自分も少しは力を与えられたかな、と思う」と、甲子園の後輩たちにエールを贈った。

 チームはなかなか最下位から抜け出せずにいるが「チームが苦しい状況で、若い力を出せるっていうのが、チームにとって勢いのつくことだと思うので、これからもしっかり自分の役割を果たしていきたいなと思う」と若きエース候補は自らを鼓舞していた。

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2018年8月16日のニュース