オリ金子、手応えの5回1失点 本拠開幕戦へ万全

[ 2018年3月21日 05:30 ]

オープン戦   オリックス12―2広島 ( 2018年3月20日    ほっと神戸 )

力投する金子
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 オリックス・金子はほぼベストオーダーだった昨季セ・リーグ王者の広島を4安打1失点に抑え、5回68球で今春最後のオープン戦登板を終えた。3回1/3を3失点、7安打4四球の乱調だった前回13日のロッテ戦から立て直し。計画されていた7年ぶり2軍戦登板を経ずに4月3日のロッテとの本拠地開幕戦へ臨む可能性が出てきた。

 雨と強風で冷え込んだ悪条件下でも実に多彩だった。たとえば4回は鈴木に初球からチェンジアップを投げ込み、松山には外角のボールゾーンから入れるスライダーでカウントを稼いだ。エルドレッドは外角低めスライダーでバットの先に当たった二ゴロ併殺。内角シュートで空振り三振を奪った2回の打席と同様にフルスイングを許さなかった。

 「寒さは気にならなかった。何かを試そうということはない。前回は四球が多かったのでストライクゾーンで勝負しようと思った。それはできた」

 残る課題を問われて「細かいところを挙げれば全てですけど…」と準備完了をにおわせた。本番までの間隔を埋めるために設定された27日のウエスタン・リーグ、中日戦での調整登板についても「今日しっかり投げられたので」と保留し、高山投手コーチも「未定」と表現。もう試運転の必要はなさそうだ。

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2018年3月21日のニュース