静岡 山本 大石部長の転任に「勝って笑顔で送り出してあげたい」

[ 2018年3月21日 15:28 ]

 衝撃の事実から一夜明けた21日、静岡は予定していた大商大堺との練習試合が雨天中止となり、大阪・貝塚市の日本生命野球部室内で3時間の練習を行った。ナインは前日、静岡県教育委員会が発表した大石卓哉部長(37)が母校の掛川西に異動する人事を聞いてショックを受けたばかり。しかし、この日の練習では笑顔もあふれ、24日の駒大苫小牧(北海道)戦へしっかり気持ちを切り替えたチームの姿があった。

 右手人差し指と甲の打撲から守備のみ復帰した山本貫太一塁手(3年)は「ショックでしたけど、大石先生の性格上、しんみりなってはいけないと思うので。勝って笑顔で送り出してあげたいです」と前を向く。一人一人とコミュニケーションを取りながら、明るく指導に専念した大石部長は「リラックスしている雰囲気も見えた。選手は一生懸命やっていますし、僕も任されたところでやるべきことをやるだけ。静高の4年間、栗林監督の隣に入れたことが一番の収穫です」と強調。残り10日間、ナインのために誠心誠意任務を全うする。

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2018年3月21日のニュース