阪神・才木&小野“先発切符”獲りへ大移動 前日横浜入りも急きょ山口へ

[ 2018年3月21日 08:10 ]

キャッチボールで調整する才木
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 DeNA戦が雨天中止となったため、登板予定だった才木と小野は21日、22日のウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に回ることが決まり、東へ西への大移動を余儀なくされた。

 若虎を襲ったハードな“旅程”は、こうだ。前日19日は、午前10時から甲子園室内練習場での残留練習に参加。午後に新幹線でチーム宿舎のある新横浜に移動してきた。

 だが、横浜スタジアムでのデーゲームは雨で流れてしまい、香田投手コーチは「2人は由宇に行ってもらう」と説明。20日から2軍は由宇球場で広島と3連戦を行っており、2人は、21日のロッテ戦へ向けて千葉へ向かった1軍本隊から再び離脱し、新横浜から2軍宿舎のある山口県柳井市に入った。

 前日の甲子園から始まった新大阪→新横浜→山口の総移動距離は約1500キロにも及ぶ。まだ若いとはいえ、長距離移動の負担は少なくないはず。登板できなかった不完全燃焼も重なったため、才木は「残念です」と絞り出し、小野も「開幕前なので投げたかった」と無念さをにじませた。

 それでも、両右腕は開幕ローテーションを争っている身。電車に揺られながらも、目標に掲げてきた“先発切符”を求めて、全国どこへでも向かう覚悟…。21日に先発する才木は「結果もそうですし、内容も追い求めていきたい」と気持ちを切り替えた。

 ブルペン投球で調整し、22日の登板に備えた小野は「シーズン中も雨で流れたりするので、気持ちを切らさず、しっかり準備していく」と気合を入れ直した。

 ちなみに、由宇球場のある山口県岩国市はも雨予報…。開幕ローテを巡る激しく、長い争いは、どのような決着を見せるのだろうか。

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2018年3月21日のニュース