BC栃木・村田 廃校から出発「栃木の球場でホームランを」

[ 2018年3月11日 05:55 ]

練習に初参加し、廃校となった小学校のグラウンドでダッシュする村田
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 独立リーグ、ルートインBCリーグの栃木が小山ベースボールビレッジでキャンプインし、前巨人の村田もチーム練習に初参加した。昨年3月に閉校した梁(やな)小学校跡地を利用した練習拠点。「僕も野球を始めたのは小学校のグラウンド。昔、本当に野球が好きだった頃を思い出しながら取り組めると思う」と目を輝かせた。

 室内練習場は体育館に人工芝を敷き、バスケットゴールが残る。校門脇に二宮金次郎像とウサギ小屋。球団事務所は職員室で、廊下はウエート器具がズラリ。校庭をダッシュした村田の背後にはジャングルジムや滑り台など遊具が並んでいた。

 キャッチボール、フリー打撃、走り込みと約5時間のメニューに「久しぶりにユニホーム着て、多くの選手と野球ができて楽しかった」。4月7日に開幕が迫るが「栃木の球場でホームランをファンの皆さんにお見せしたい」と廃校からNPB復帰へスタートを切った。 (後藤 茂樹)

 ▽小山ベースボールビレッジ 過疎化に伴う学区統合により、小山市立梁小学校が昨年3月で廃校に。跡地を利用する形で栃木が練習拠点とした。昨年8月に体育館を改修した室内練習場、同10月末に屋外練習場が完成。専用練習場を持つ独立リーグ球団は珍しく、親会社にあたるエイジェックが今年新設した社会人チームや女子チームも練習に使用。

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2018年3月11日のニュース