田淵氏 金本監督に「星野監督のマネしてもいいぞ」

[ 2018年3月11日 09:16 ]

オープン戦   阪神2―2中日 ( 2018年3月10日    甲子園 )

03年、リーグVを飾り抱き合う星野監督(左)と田淵コーチ
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 明大のエースと法大の主砲として知り合ってから52年。テレビ中継の特別ゲストも兼ねて甲子園球場を訪れた田淵氏は「ずっと親友だったけど、阪神の監督とコーチとなり大親友になった」と遠い目で笑った。

 「グラウンドでは監督、ユニホームを脱いだら仙ちゃんと呼んだ」

 03年リーグ優勝した際には涙を流して抱き合った。同じ関係は北京五輪の日本代表、楽天でも続いた。「星野監督の言うことにNOと言ったことが一度もない」。28日に大阪市内で開かれる「お別れの会」では弔辞を読むことも決まった。

 闘将イズムを教え子の金本監督に引き継いでほしいと願う。2月に宜野座キャンプを訪問。「“星野監督のマネをしてもいいぞ”と言った。間違いはない。責任取るのは監督なんだから、好きなようにやれって」。02年オフ、星野氏に金本獲得を進言したのが他でもない田淵氏だ。金本阪神が躍進すれば、天国で笑う人がいるのを知っている。

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2018年3月11日のニュース