巨人ドラ2岸田、1・17に思いはせる 震災翌年に兵庫で誕生

[ 2018年1月18日 05:30 ]

ノックを受ける巨人・岸田
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 阪神・淡路大震災が発生した翌年の96年に生まれ、兵庫県で育った巨人のドラフト2位・岸田(大阪ガス)が、哀悼の意を示した。学生時代は避難訓練に参加し、「小さい頃から映像で見てきた。とても大きな震災だった」と思いをはせた。

 母校・報徳学園は震災直後のセンバツで勝利を挙げ、地元の被災地に勇気をもたらした。永田裕治元監督からは、ミーティングで当時の悲惨さを聞いた。グラウンドはひび割れし、練習はできなかった。避難所生活を送る部員もいて、ボランティア活動にも参加。練習を再開するまでには約1カ月を要した。岸田は当時の状況を思い浮かべ、野球ができる喜びを感じたという。

 社会人野球の大阪ガス時代には、自身もボランティア活動に参加した経験がある。プロ野球界では多くの選手が慈善活動を行っている。宮崎春季キャンプで1軍スタートとなる岸田は「ボランティアなどの活動はとてもいいことだと思う」と、将来的な慈善活動参加に意欲を示した。(神田 佑)

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2018年1月18日のニュース