金本監督“福留3番構想”明かした「早く休ませることできる」

[ 2018年1月18日 08:07 ]

阪神・福留
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 阪神・金本監督が今季オーダーの一案として「福留3番構想」を温めていることを明かした。狙いは今年4月で41歳を迎えるベテランの疲労軽減だ。「打順は(動きを)見てみないと。いろんな絡みがあるから」と白紙を強調した上で「孝介なんかもできるだけ早い打順にしたら早く代われる。1イニング守らずに。5、6番よりも3番くらいの方が早く休ませることができる」と見通しを立てた。

 昨季までヘイグ、キャンベルと2年連続で助っ人が期待外れだったこともあり、16年は103試合、昨季は93試合、福留を主に4番起用。だが、今季は違う。約3億4000万円もの大金を投じ、ロサリオを獲得。新4番を獲得したことで福留の打順を動かすことが可能となった。そこで指揮官が脳裏に描くのは16年19試合、昨季27試合で先発起用した「3番・福留」だ。

 5番よりも3番を選んだのには、もちろん理由がある。打順を早くすれば、試合終盤でベンチに下げるタイミングを1イニング縮められる可能性が出てくる。その積み重ねが疲労軽減につながる。現に昨季は主に8、9月の夏場に3番起用が固まっていた。昨季から疲労軽減策を実行に移していたわけだ。

 一昨年から定期的に設定する休養ペースについても「見ながら。昨年みたいにヘロヘロになっていたら、もうかわいそうでね(笑)。今の夏は暑い日が多いから。俺も今の暑さやったら、へばっていたと思う」と最大限の配慮をする方針。頂点へ向けて最も重視するのは、勝負強い福留を1年間いい状態で使い続けることだ。(惟任 貴信)

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2018年1月18日のニュース