元巨人チーフスカウトの中村和久氏死去 元木、阿部ら獲得に尽力

[ 2018年1月18日 06:10 ]

元巨人チーフスカウトの中村和久氏
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 巨人元チーフスカウトの中村和久(なかむら・かずひさ)氏が17日午前10時5分、東京都内の病院で死去した。死因は非公表。70歳だった。

 中村氏は社会人野球・リッカーの監督を経て、85年に巨人スカウトに就任。岡島秀樹、元木大介、高橋尚成、阿部慎之助、亀井善行らの入団に尽力した。06年からチーフスカウトを務め、09年限りで退団。その後はアマチュア野球の評論家として、スポニチ本紙でも健筆をふるった。緻密な洞察力と長年の経験に裏打ちされた選手評価に定評があった。

 関係者によると、近年は体調がすぐれず、毎年足を運んでいた甲子園にも昨夏は姿を見せず、テレビで観戦していたという。昨年11月に体調を崩して入院。治療を受けていたが帰らぬ人となった。関係者は「本人は最後まで落ち込むことなく過ごしていた。本当に幸せな人生だったのではないか」と話した。

 葬儀日程は通夜が25日午後6時、葬儀・告別式が26日午前10時30分から、いずれも東京都八王子市大横町14の22、セレモア八王子大横町会館=(電)042(625)2111=で。喪主は妻さよ子さん。

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