則本&嶋 お立ち台でも息ピタリ「則本、泣いてないかなって」「泣きそうでした」

[ 2017年9月10日 16:57 ]

パ・リーグ   楽天2―1オリックス ( 2017年9月10日    Kоbоパーク宮城 )

<楽・オ>オリックスに勝利し、タッチを交わす則本(右から2人目)ら楽天ナイン
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 1週間前は涙にくれた楽天・則本が、晴れやかな笑顔を見せた。女房役・嶋とのお立ち台。決勝打を打った後の心境を問われた嶋が「則本、泣いてないかなと思って、ちょっと心配しました」と軽口を叩くと、エースは「泣きそうでした」とジョークで応え、本拠地の観客の大歓声を浴びた。

 サヨナラ負けを喫した3日のソフトバンク戦から中6日で先発した則本。前回はほぼ完璧な投球を披露したが、この日は立ち上がりから制球に苦しみ、1、2回と2死から安打を許した。4回には駿太に適時二塁打を浴びて同点とされたが、その後は走者を出しながらも追加点を許さず。嶋は5回、「技術じゃなく魂で打ってやろうと思っていた」と中前適時打で勝ち越し点をもたらし、則本の力投に応えた。

 「お待たせしました。とりあえず勝てて良かった。皆さん見ていた通り、情けないピッチングの中で、嶋さんの好リードのお陰で何とかチームを勝たせることができて良かった」と笑顔を見せた則本。自身の連敗を3でストップして8月12日のオリックス戦(京セラD)以来の12勝目を挙げるとともに、チームの本拠地連敗も10で止めた。梨田監督は「7回まで辛抱しながら耐えて投げてくれた」と右腕の踏ん張りを称え、8月10日の日本ハム戦以来1カ月ぶりの本拠地白星に「長かったですね。ファンの皆様にお待たせしましたということで、やっと勝ててホッとしました」と表情をゆるめていた。

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