「JK軍団」で出場 侍J女子代表 アジアCでの優勝報告 橘田監督は「元気と笑顔に助けられた」

[ 2017年9月8日 17:24 ]

優勝報告会見を行った、侍ジャパン女子代表の(右から)姫野真由投手、吉井温愛主将、橘田恵監督、緒方佑華捕手、金満梨々那捕手
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 香港で開催されていた「第1回BFA女子野球アジアカップ」で初代王者に輝いた侍ジャパン女子代表が8日、帰国。成田空港で優勝報告会見を行った。

 今回はメンバー全員が高校生の「JK軍団」で出場。アジアでは力の差を見せつけ、5戦全勝で優勝した。侍ジャパンで初の女性監督である橘田恵監督は「高校生の元気と笑顔に助けられた」と振り返り、「他の国もレベルはどんどん上がってきているけれど、日本の選手は(用具や環境など)本当に恵まれている。選手も身に染みて感じたと思う」と話した。

 吉井温愛(はるえ)主将は履正社3年。「初めての国際大会。日本らしい野球で優勝できて良かった」。同じ履正社3年で高校通算65本塁打を誇る安田尚憲内野手は、侍ジャパン高校日本代表の一員としてカナダでU―18ワールドカップを戦っている。「同じ学校で、同じ日の丸を着ている。(サヨナラ打など)活躍しているし、このまま優勝してほしい」と男女での「ダブル優勝」へエールを送った。また、最優秀防御率に輝いた姫野真由投手は花咲徳栄3年で、こちらも同学年の清水達也投手がワールドカップで奮闘中。「清水君の活躍を見て、私も負けられないと力に変えた」と振り返った。

 DHとして大会MVPに輝いた緒方佑華捕手(折尾愛真3年)は「インドやパキスタンの選手は、心から野球を楽しんでいた。あらためて野球の素晴らしさを感じた」。最優秀守備選手に選ばれた金満梨々那捕手(開志学園3年)は「重圧はあったけど、優勝できて良かった。食事に苦労したので、家に帰っておいしいご飯を食べたい」と笑顔で振り返った。

 来年には6連覇が懸かるワールドカップが開催予定。橘田監督は「今回のメンバーから1人でも多くフル代表を目指してほしい」と話し、各選手もそれぞれ代表入りを目標に掲げた。

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2017年9月8日のニュース