西武 劇勝で“炎獅子ユニ”ラスト飾る、サヨナラ3ラン栗山「気合入ってた」

[ 2017年8月17日 21:47 ]

パ・リーグ   西武3―0楽天 ( 2017年8月17日    メットライフD )

<西・楽>9回2死一、二塁、栗山が左越えにサヨナラ3ランを放つ
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 スコアボード0が並ぶ緊迫した展開を西武がサヨナラ勝ちでものにした。

 先発菊池は、2回に反則投球を審判に指摘されながらもきっちり修正、クイック投法に急きょ変え、9回2安打無失点で自己最多、リーグトップタイの12勝目を挙げた。

 1点もやれないマウンドに「投げてる方も息詰まりました」と振り返り、4回1死満塁のピンチには「銀さん(捕手の炭谷)にも1点勝負だから全力で来いといわれ、いいところにボールが行った」と松井を併殺に打ち取って波に乗った。

 9回を投げ終えて、その裏に栗山のサヨナラ3ランで決着し「人生で一番鳥肌が立ちました」と劇的な幕切れに観劇の面持ちだった。

 そのサヨナラ弾を放った栗山は「気合入ってたし、(炭谷)銀仁朗が粘って回ったときは来た来たと思った。感触良かった」と振り返った。この日の出番には「ベストのパフォーマンスが出来るよう集中していました」としっかり結果を残してみせた。

 これで炎獅子ユニホーム着用の試合は終了、20勝4敗という驚異的な勝率をマークした。辻監督は「興奮してます。栗山は集中力で仕留めた。雄星に勝ちをつけられてよかった。大きな1勝」と、2位楽天との差を2・5に詰めて満足げな表情を見せた。18日からはビジターでの戦いとなるが、勢いは止まりそうにない“炎獅子ラストゲーム”となった。

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