大阪桐蔭 先発・徳山12安打1失点「春の経験が生きた」 春夏連覇へ前進 

[ 2017年8月17日 15:12 ]

第99回全国高校野球選手権大会第9日・2回戦   大阪桐蔭2―1智弁和歌山 ( 2017年8月17日    甲子園 )

<大阪桐蔭・智弁和歌山>7回裏2死三塁、平田(右)の暴投で大阪桐蔭の三走・泉口が勝ち越しの生還
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 今春の選抜王者・大阪桐蔭(大阪)が智弁和歌山(和歌山)との接戦を2―1で制し、16強入り。史上初となる2度目の春夏連覇にまた一歩近づいた。

 同点で迎えた7回に相手投手の暴投で勝ち越し。1点差を逃げ切った。西谷浩一監督は「(勝因は)勝ちたいという思い。それと63人全部員で戦っていますので試合に出ている者はみんなの気持ちを背負って戦ってくれた」と笑顔。「苦しい試合だったが、粘り抜けた」「守りの勝利だと思います」と汗をぬぐった。

 1点リードも9回1死一、二塁のピンチを招いた。タイムを取って「守りというので引くのではなく、うまくなるチャンスだ。全員で粘り強く守って帰ってこい」。先発の徳山は最後の打者を併殺打に仕留め、12安打を浴びながらも1失点完投。「夏の大会はどんな投手でも打たれるんだということを大阪の大会から言ってきましたので。打たれながらも、どれだけ粘れるか。今回はそういうピッチングをしてくれたと思う」とねぎらった。

 粘投の徳山は「春の経験が生きた」と手応え。「バックには頼れる守り。打たせて取れた」と堅い守備に感謝した。

 智弁和歌山の名将・高嶋仁監督とは聖地初対決。西谷監督は「高嶋先生がつくられたチームですので、粘り強く、戦いながら苦しかった」と称え、「勝てたことを次につなげたい、つなげなければいけないと思います」と次戦を見据えた。

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