しんがり登場の青森山田 兜森監督“初勝利”は「格別」

[ 2017年8月14日 16:20 ]

第99回全国高校野球選手権大会第7日   青森山田6―2彦根東 ( 2017年8月14日    甲子園 )

<彦根東・青森山田>5回表1死、2打席連続となるソロ本塁打を放ち、兜森監督(左)に出迎えられる青森山田・中沢
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 49代表の最後に登場した青森山田が彦根東(滋賀)を下し、初戦突破を果たした。

 前半からリードも、9回にはあと1人の場面でソロ本塁打を許すなど冷や汗をかく場面もあり、兜森崇朗監督は「長かった。よく頑張ってくれた」とホッとした表情。監督就任後、初の甲子園での1勝に「勝利は格別」と喜びをかみしめた。

 先発の斎藤は2失点完投。「球が走っていて、相手の打線を打ち取る内容もよかった」「投げ切るような試合展開だったのかな」と継投策は取らず。「完投は考えなかったが、よく頑張ってくれた」と奮闘を称えた。

 無失策の堅守でもリズムを作り「いい守備があった。大観衆の中でよくやってくれた」と笑顔。打っては7番・中沢が2打席連続で本塁打を放ち、4回の1本目には「嫌な流れになりそうなところの1本目の本塁打は非常に大きかった。監督のミスを選手がカバーしてくれるところに成長を感じます」と目を細めた。

 中沢は1発目を「変化球を狙っていた」、2発目は「とにかく自分のバッティングを心掛けたら、あそこまで飛びました」と回顧。「青森大会であまり調子が上がらなかったのが、甲子園でここまで打ててうれしいです」と顔をほころばせた。

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