茎崎ファイターズ渋谷 1安打完封でも落胆…無安打と勘違い

[ 2017年8月14日 05:30 ]

高円宮賜杯第37回スポニチ主催全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント第3日   茎崎ファイターズ3―0十和田スリー☆スターズ ( 2017年8月13日    神宮 )

グラウンドをバックにポーズを決める茎崎ファイターズの渋谷
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 神宮球場など2球場で、3回戦8試合が行われ、8強が出そろった。6年ぶり6度目出場の茎崎ファイターズ(茨城)は、エースの渋谷一興投手(6年)が1安打完封勝利。東16丁目フリッパーズ(北海道南)は佐々木涼斗捕手(6年)が2戦3発となる2ランを放つなど、打線が11得点と爆発した。14日は神宮球場で準々決勝4試合が行われる。

 1メートル63、60キロの立派な体。まん丸い顔。茎崎ファイターズのエース・渋谷は大きな目をパチクリさせた。「えっ、えっ、ええぇ〜」とずっこけた。

 5回2死でボテボテのゴロに、二塁手が猛チャージしたが惜しくもはじいた。記録は内野安打。7回1安打完封した右腕は、試合後まで失策だと思い込んでいた。「今日は完璧だった。自分では完全にノーヒットノーランだと思っていました。本当にしたかったです」と残念がったが、6度目の出場で初優勝を狙うチームにとって意味ある1勝だ。

 12日の2回戦は39度の発熱で登板を回避していた渋谷について、吉田祐司監督は「先発させようとしたらおなかが痛いというんですよ。緊張もあったんでしょうね」と笑った。そんなアクシデントも忘れさせる快投だった。 (横市 勇)

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