名実況 NHKアナ・土門正夫さん「お別れ会」 星野氏しのぶ「なんなんだこのオッサンはと…」

[ 2017年7月8日 17:21 ]

元NHKアナウンサー土門正夫さんのお別れ会で、土門さんの思い出を語る(左から)星野氏、高田氏、山本氏
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 NHKアナウンサーとしてオリンピック中継などで活躍、5月に肺気腫で亡くなった土門正夫さん(享年87)の「お別れ会」が8日、土門さんの母校・日大の桜門会館(千代田区)で開かれた。夏季、冬季合わせて12回の五輪を中継。またプロ野球、アマ野球など幅広く実況をこなし選手、視聴者に愛された。会には東京六大学時代から親交のあった星野仙一・楽天球団副会長、山本浩二氏(野球評論家)高田繁DeNA・GMら150人が駆けつけた。

 高田氏は「監督になってチームが苦しいとき、励ましの言葉、手紙をいただいた。本当にやさしい人だった」と振り返った。星野氏も「NHKにお世話になり、話し方が硬いから現役時代の感じでいいよとアドバイスしていただいた。そんなことしたらめちゃくちゃになりますよと言ったりね」そして「当時のNHKは冷房設備が良くなくて、あるとき土門さんは上はネクタイに背広。下はステテコで来ましてね。なんなんだこのオッサンはと驚きました。すると仙ちゃん、下は映らないからいいんだよって。忘れられない思い出です」と秘話を披露。山本氏も「現役を終え2年間NHKでお世話になった。解説の仕事の基本を教えていただいた」と懐かしんだ。

 小学校の同級生で「3年B組金八先生」「翔ぶが如く」で知られる脚本家の小山内美江子さんが小学校当時の思い出を語り、元法大監督で84年ロス五輪の野球監督の松永怜一氏、神宮48勝の山中正竹・全日本野球協会副会長ら野球解説で土門さんとコンビを組んだ人たちも挨拶に立ち予定の2時間を軽くオーバー。土門さんの人柄らしくほのぼのとした中、故人を偲んだ。

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2017年7月8日のニュース