足利工、劇的逆転勝利で夏通算150勝 栃木大会が開幕

[ 2017年7月8日 05:30 ]

1点を追う9回2死一塁、三塁手の失策を誘うゴロを放つ足利工・真秀
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)の地方大会は6大会で計13試合が行われた。栃木大会が関東一番乗りで開幕し、足利工が足利を相手に開幕戦勝利を飾った。南北北海道大会の組み合わせが決定。8日は東西東京大会など首都圏で開幕、全国で24大会116試合が行われる。

 足利工が劇的な逆転勝利で夏の通算150勝を飾った。4回までに0―7。3点差として9回を迎えると、野選と犠飛で1点差に迫り、2死一塁から「自分で決めたかった」という真秀(ましゅう)の三塁へのゴロが失策を誘い同点とした。「名字由来net」(リクルーティングスタジオ社)によると、真秀は全国で約150人の珍名。ラッキーボーイの一打が続く中田の決勝打を呼んだ。

 控え投手の石塚は「網膜血管腫」という激しい運動ができない目の難病に悩まされる。出場機会がなくてもベンチで盛り上げ役に徹して勝利に貢献。伊藤光一監督は「150勝目は凄い試合で良かった」と喜んだ。

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2017年7月8日のニュース