雄星、志願の140球完封!14K8勝目「上を目指して頑張る」

[ 2017年7月8日 05:30 ]

パ・リーグ   西武5―0楽天 ( 2017年7月7日    Kobo宮城 )

完封勝利でチームメートとタッチを交わす菊池(中央) 
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 最速152キロの直球に緩急を織り交ぜた。西武・菊池が今季最多の14奪三振で完封勝利を飾り8勝目。三塁すら踏ませず「カーブ、チェンジアップを増やして有効に使ったことで直球も見逃しが取れた」と汗を拭った。

 6月23日のソフトバンク戦で2回1/3で7失点KOを喫してから2戦連続黒星。好調時の投球フォームと映像を見比べ「腕が横振りになっていたので右の股関節に乗せることを意識した」と修正して制球力が安定した。9回は途中出場の下妻を全て直球で3球三振に仕留め、最後の打者・三好は122キロのカーブで空振り三振。辻監督も「スピンの利いた球で球の質も良かったね」と称えた。

 140球。エースの責任感で投げきった。菊池は前日に仙台に入ったが、チームは札幌からの移動試合。「朝の7時ごろに移動している。中継ぎの負担も減らしたかった」。5回終了後に指揮官から完投を言い渡され、5点リードの8回を終えて続投を志願した左腕は結果で応えた。

 5連敗から4連勝で貯金8。優勝争いに加わるために勝ち続けるしかない。「チームも良い状態なので上を目指して頑張ります」。菊池がナインの思いを力強く代弁した。 (平尾 類)

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