伊志嶺 陸上指導者からコツ盗む「走り方変えていきたい」

[ 2016年11月13日 09:00 ]

益田(左)とランニングをする伊志嶺

 ロッテの伊志嶺が「陸上競技トレ」で盗塁数アップを狙う。50メートル5秒7の俊足を誇る28歳は、今オフに陸上競技の指導者に弟子入りするプランを明かし「五輪選手も見ている方なので、マイナスはない。速くなるように走り方から変えていきたい」と意気込んだ。

 11年には新人では97年小坂以来球団14年ぶりの30盗塁となる32盗塁をマークした。だが、2年目からは出場機会が減り、2桁盗塁はない。6年目の今季も6月に右太ももを肉離れし、1軍での出場は3試合で自身初の0盗塁に終わった。「チャンスが多くない中でケガをしてしまったので、焦った部分はある。復帰を急いで、再発しちゃった。しっかり治さなければいけなかった」と伊志嶺。現在は千葉・鴨川秋季キャンプには参加せず、ロッテ浦和球場で練習に励んでいる。

 チームは今季リーグ5位の77盗塁に終わり、1位の日本ハムとは55個差をつけられた。チーム最多は荻野の16個。盗塁増は来季への課題だ。伊志嶺は「自分は盗塁が一番の武器だと思う。レギュラーとして出れば、30盗塁以上はできると思う」と1年目以来の大台を見据えた。巨人・片岡らの動画を見てリードの仕方やスタートなども研究している。「(来春までの)4カ月間、限界突破をテーマに追い込んでいきたい」と気合を入れた。

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2016年11月13日のニュース