大リーグ機構“幻の優勝記念グッズ”を寄付せず廃棄 ロゴに問題?

[ 2016年11月10日 10:02 ]

インディアンスのマイク・ナポリはワールドシリーズ進出を記念したパーカーを着用する (AP)

 カブスが108年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めた直後、小売店に並んだ優勝記念グッズは瞬く間に売り切れたという。敗れたインディアンスは先に王手を懸けながら68年ぶりの歓喜とはならず。ファンお宝となるはずの優勝記念グッズが店頭にお目見えすることはなかった。

 2005年以来、大リーグ機構はこうした“幻の優勝記念グッズ”を慈善団体を通じて第三国の恵まれない人々へ寄付していた。しかし、今年は違う対応が執られるという。スポーツ専門局のESPNなど米国の複数メディアが9日に報じたところによると、同機構は小売店から商品を回収して廃棄するそうだ。理由は「一般市場に誤った商品が流通することからチームを守るため」とのこと。

 ただ、NBCスポーツはこれまでそうした商品がトラブルとなった例を聞かないと伝えている。では、なぜ廃棄するのか。同メディアは先住民族が使用中止を求めているロゴマーク「ワフー酋(しゅう)長」に問題があると推察している。機構側はこうしたロゴマークの入ったシャツなどを第三国へ送りたくないのだろうとのことだが、実際のところはどうなのだろうか。

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2016年11月10日のニュース