侍ジャパン メキシコにまさかの逆転負け 4番中田攻守に不発

[ 2016年11月10日 22:49 ]

侍ジャパン強化試合 ( 2016年11月10日    東京D )

<日本・メキシコ>7回2死、中田は一邪飛に倒れ小久保監督(後方)を横目に引き揚げる

 来年3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3度目の世界一を目指す侍ジャパンは10日、東京ドームでメキシコ代表と強化試合を行い、相手の9投手の継投策の前にわずか5安打、守りでもミスが出て3―7と逆転負けした。

 初回、押し出しを含む4四球であっけなく先制した日本だったが、思わぬ展開となった。2―2の6回には2番手・千賀が2四球で2死一、二塁のピンチを招くと、9番・サスエタの一塁後方にフラフラっと上がった飛球が安打に。一塁手・中田(日本ハム)のホームへの送球がワンバウンドしてそれる間に、一塁走者も還ってこの回、2点を勝ち越された。

 3―4と1点差に迫った9回にはこの回から登板した4番手・山崎康(DeNA)がつかまり致命的な3点を失った。

 打線は5番・筒香が初回に押し出し四球を選ぶと、5回にもチーム初安打となる中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち2打点の活躍を見せた。しかし6番・内川が初、3回と2度の満塁機に併殺打と見逃し三振に倒れブレーキに。4番に起用された中田も4打数無安打1四球に終わった。

 大谷(日本ハム)は8回、1点差とし、なおも2死二塁の場面で代打で登場もメジャー通算69勝の左腕ペレス(ナショナルズ)の前に空振り三振に倒れた。

 結局、8四球を選びながらも、5安打と打線がつながらず敗れた日本。11日もメキシコ代表と対戦する。

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