【野村謙二郎の大分析 シリーズ男】ハム打線 好調の岡&レアードが鍵

[ 2016年10月23日 08:20 ]

SMBC日本シリーズ2016第1戦 ( 2016年10月22日    マツダ )

<広・日>7回無死、レアードが中越えにソロを放つ
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 敗れた日本ハムだが、ジョンソンから9安打を放った。だが、先に書いたように機動力を使える場面がなかった。

 無死一塁で言えば、1回の中島送りバントはシーズン同様の作戦だったろう。7回表の代打・矢野の強攻も当然。あの三ゴロを5―4―3の併殺に仕留めた菊池の素早い送球はビッグプレーだった。後に連打が出たことでも分かるように、あの併殺がなければ展開は変わっていた。

 ただ、3番で起用した岡が2安打。レアードには一発が出るなど、いい感じの打撃だった。いわゆる「シリーズ男」という存在になりうる予感もある。恐らく、第2戦ではオーダーを組み替えると思うが、この2人をどう起用するのかも一つの注目点となる。3三振に併殺打とブレーキとなった4番の中田は、どうも狙い球が合っていなかったように見えた。いや、逆にジョンソン―石原バッテリーの配球が勝ったと見ていいだろう。

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2016年10月23日のニュース