広島2連勝!リプレー検証で判定覆り勝ち越し 第3戦黒田で一気王手だ

[ 2016年10月23日 21:51 ]

SMBC日本シリーズ2016第2戦 ( 2016年10月23日    マツダ )

<広・日>6回無死二塁、菊池の左前適時打でホームを狙った二走・田中(左)は一度、アウトの判定も、リプレー検証の末、左手でホームに触れたのが早かったとして生還が認められた。捕手・大野
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 SMBC日本シリーズ2016(7回戦制)第2戦は23日、マツダスタジアムで行われ、広島が1―1の6回、本塁クロスプレーがリプレー検証の末、判定が覆り勝ち越すと、敵失とエルドレッドの2号ソロなどでこの回、一挙4点。5―1で日本ハムを振り切り、2連勝を飾った。

 緊迫した投手戦から一転、試合が動いた。同点の6回、広島は先頭の1番・田中が増井から左翼線二塁打で出塁。続く2番・菊池がバントの構えから一転、強硬策で左前打を放つと、二塁走者の田中は迷わずホームへ。左翼手・西川からのダイレクト返球を受けた捕手・大野のタッチを回り込みながら、左手でホームに触れた田中は一度、アウトと判定された。しかし、リプレー検証の末、追いタッチ気味にも見えたクロスプレーは、田中の左手が早かったとして一転、得点が認められた。

 カープファンの大歓声に沸くマツダスタジアム。2―1の無死二塁から試合再開となり、3番・丸の犠打を増井が一塁へ悪送球し、二塁走者・菊池も生還。なおも1死二塁で代わった2番手・鍵谷の暴投で丸が三塁に進むと、鈴木の中犠飛とエルドレッドの2試合連続となる2号ソロでこの回、4点を挙げ、日本ハムを突き放した。

 投げては野村が切れ味鋭いスライダーとシュートを両コーナーに投げ分けて6回を2安打1失点で勝利投手に。救援陣も得点を許さず、逃げ切った。

 2連勝の広島は25日に札幌ドームで行われる第3戦は今季限りでの現役引退を表明している黒田博樹投手(41)の先発が正式発表されており、84年以来32年ぶりの日本一へ一気に王手を狙う。

 日本ハムはわずか4安打と打線がつながらず、敵失による1点のみ。9回に代打で出場した大谷も空振り三振に倒れた。25日の第3戦から本拠・札幌ドームに戻って巻き返しを期す。

 ▼日本ハム・増井(5回1/3を4失点で降板)6回に想定していないこと(バスター)をやられて動揺してしまいました。その後のバント処理も自分の悪送球で傷口を広げてしまったので、もう少し準備をしておけば防げたかもしれません。

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