【追球】大谷、読まれていた配球 2ボール後は5度全て直球

[ 2016年10月23日 07:45 ]

SMBC日本シリーズ2016第1戦 ( 2016年10月22日    マツダ )

<広・日>4回1死、大谷はエルドレッドに中越えソロを打たれる
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 確率は100%だった。大谷―大野の日本ハムバッテリーは0―1の4回、先頭の松山に一発を浴びた。

 2ボールからの3球目は155キロと球速は出ていたが、右中間席へと運ばれた。松山は「速い球に振り負けないように。最高のバッティング」と直球を狙い打った。

 大野は「翔平と対戦する打者は真っすぐを狙ってくる。その中で抑えていかないと」と言った。この試合、大谷が2ボールとしたのは松山が3人目。2回の鈴木、エルドレッドの3球目はいずれも直球でストライクを取りにいっていた。大谷は「投げ損じをしっかり打たれた」と悔やんだが、高速マシンで目を慣らしていた広島打線に、真っ向勝負にいき過ぎた。大谷が2ボールにした5度のケースで、3球目は全て直球だった。

 短期決戦では捕手の配球がシリーズの行方を左右する。大野は「(広島打線は)いい打者が多い。今日でイメージはできた。しっかり対策をしたい」と話した。わずかな傾向を読まれたバッテリーは、2戦目以降は、より配球に神経を使うことになった。 (川島 毅洋)

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2016年10月23日のニュース