マー君 2発被弾反省も9勝目「全体的には良かった」

[ 2016年8月14日 05:55 ]

レイズ戦に先発したヤンキースの田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース8―4レイズ

(8月13日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中将大投手は13日(日本時間14日)、レイズ戦に先発し、7回を5安打4失点で9勝目(4敗)を挙げた。防御率は3・40。チームは4連勝を飾り、貯金4と浮上してきた。

 3回までは打者9人を完璧に抑える立ち上がり。4回1死からセーフティーバントで初めて走者を許すと、そこから3ラン含む4連打と乱れた。ただ5回以降は修正し、7回まで許した安打はソロ本塁打の1本だけ。全体的に制球力が冴え、3試合連続の無四球投球。中でもスプリットの切れ味が素晴らしく、前回7日のメッツ戦に続き今季自己最多タイの8三振を奪った。

 「ホームラン2本で3点取られてしまいましたが、それ以外のイニングの投球は良かった。前回ほどじゃないにしても、いいボールを投げられたと思う。反省する部分はあるけど、全体的には良かった」と田中。メジャー1年目からの3年連続2桁勝利に王手をかけた。

 トレードでチャプマン、ミラー、ベルトランを放出し、ロドリゲスが前日12日に現役引退したチームは、若返りへ一気に舵取りした。この日は傘下3Aから、ともに24歳のオースティンとジャッジが昇格し、即スタメン出場。2回にその初打席でメジャー史上初となる2者連続のメジャー初打席初本塁打の衝撃デビューを飾った。試合前には96年のワールドシリーズ制覇を祝い、当時のジーター、ポサダ、リベラやトーリ監督らレジェンドが集結。その目の前で世代交代を強く印象付ける試合となった。

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