長曽根ストロングス“完全連覇”!京井サヨナラ二塁打 斉藤完全試合

[ 2016年8月14日 05:30 ]

<長曽根ストロングス・小野東スポーツ少年団>連覇し完全試合を達成し斉藤を胴上げする長曽根ストロングスナイン

スポニチ主催高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球第6日・準決勝 長曽根ストロングス(大阪)1―0小野東スポーツ少年団南(兵庫)

(8月13日 大田)
 完全試合&サヨナラ勝ちで連覇だ。大田スタジアムで決勝が行われ、長曽根ストロングス(大阪)は斉藤海聖(かざと)投手(6年)が小野東スポーツ少年団(兵庫)を相手に完全試合を達成。チームは0―0の7回に京井聖奈(せな)内野手(6年)がサヨナラ打を放ち、2年連続6度目の優勝を果たした。2度目の連覇で、自らのチームが持つ大会最多優勝回数も更新した。

 劇的すぎる幕切れだった。0―0の7回2死一、二塁で1番・京井が左中間にサヨナラ二塁打。その瞬間にチームの連覇と、斉藤の完全試合が同時に決まった。

 「完全試合より、みんなで勝ち取った日本一の方がうれしい。ちょっとだけ泣いちゃいました」

 斉藤は持ち味である制球力を存分に発揮した。小4で横手投げに変えてコントロールが安定。打者21人に3ボールまでいったのは2度だけ。奪三振1も、打たせてとる投球で快挙達成。記録が残る第10回大会以降、完全試合は昨年の南部(山梨)の遠藤以来2人目だ。眼鏡姿で1メートル44、34キロと小柄な右腕。物静かでおとなしい性格だが、大会前は両親に「腕がちぎれても投げる!」と宣言。「普段はそんなこと口にしない。驚いた」と父・武彦さん(43)。全5試合に先発、3回戦から4試合連続完封の離れ業を演じた。

 今夏甲子園に出場している花咲徳栄(埼玉)の4番・西川はチームのOB。右腕も「中学からは硬式でやって、甲子園に出たい」と夢を描く。得意科目は算数。「まだ宿題はあんまり終わってない」と笑った斉藤に、最高の夏の思い出ができた。 (鈴木 勝巳)

 ▼長曽根ストロングス・京井(7回にサヨナラ二塁打)自分が決めるつもりで、初球からいこうと決めていた。去年の優勝よりうれしい。

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