オルティス 自身最後の球宴終える「ホームラン打てると思った」

[ 2016年7月13日 16:01 ]

<大リーグ第87回オールスター戦>笑顔を見せるレッドソックスのオルティス (AP)
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大リーグ第87回オールスター戦 ア・リーグ4―2ナ・リーグ

(7月12日 サンディエゴ)
 今季限りでの現役引退を表明しているレッドソックスのデービッド・オルティス(40)が自身最後のオールスター戦を終えた。

 オルティスは「4番・指名打者」で先発出場。しかし、1打数無安打1四球という結果に終わり、残念ながら花道を飾ることができなかった。初回の第1打席では一ゴロに倒れ、3回の第2打席では四球。ここで代走が送られ、試合を後にすることになった。ファンは一塁ベンチに引き揚げるオルティスに対してスタンディングオベーション。ア・リーグの選手はグラウンドにまで出ると、全員が去り行くスターとハグを交わした。

 オルティスは試合後に「ホームランを打てるものだと思っていた」と第2打席を振り返り笑顔。これはオールスター戦前日に投手のフェルナンデスがオルティスに対して打ちやすいストレートを投げると話していたからだ。しかし、実際にはチェンジアップやカーブも目にすることになり、一塁ベースへと歩くオルティスは約束が違うぞと言わんばかりに白い歯を見せながらマウンド上のフェルナンデスを指さした。

 「彼はストレートしか投げないと言っていたのに、“一体どうなっているのだ?”という気持ちにさせられたね」と報道陣を笑わせたオルティス。今季は81試合に出場して打率3割3分2厘、22本塁打、72打点をマーク。とても引退する選手とは思えない成績をここまで残しているが、来年のこの時期には何をしているかという問いには「マイアミに完成予定の自宅でオールスター戦を観戦しているだろうね」と答えた。

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