侍J大学代表 桜美林大・佐々木12K 中日「間違いなく上位候補」

[ 2016年7月13日 05:30 ]

<日本・米国>7回1失点12奪三振の好投を見せた桜美林大・佐々木

第40回日米大学野球選手権第1戦 日本2―1米国

(7月12日 ハードオフ新潟)
 第40回日米大学野球選手権が12日、ハードオフ新潟で開幕した。日本は米国に2―1で逆転勝ち。先発の佐々木千隼投手(桜美林大4年)が7回1失点で12奪三振と好投、継投策で逃げ切った。大会は3年ぶりの開催。日本は通算17勝22敗と負け越しているが、国内開催では1981年大会から14連覇中。今大会は17日まで5試合を行い、先に3勝したチームが優勝となる。

 新潟の夜空に若き侍の雄叫びが響いた。わずか3安打に抑えられたが、1点差で逃げ切った。大事な初戦を勝利へと導いたのは今秋ドラフト上位候補右腕・佐々木の力投だった。力んだ序盤は変化球が甘くなり、2回に先制点を許した。失点後に「一番力を出せるポイントを再確認して」腕の振りを修正。3回は3者連続三振など、最速147キロの直球にシンカーやフォークを織り交ぜて7回を3安打1失点。12奪三振の快投をみせた。

 「一人一人必死に投げようと思っていた。米国に対して今日の投球ができたことは凄く自信につながる」。試合後は自己採点を「95点」としたが、横井人輝監督に「いいんじゃないか100点で」と促され「100点です」と笑みを浮かべた。

 桜美林大では今春の首都大学リーグで67回を投げ、防御率0・27。初代表とは思えない投球にネット裏では中日・正津英志スカウトが「いつ見ても安定感がある。間違いなく上位候補」と話すなど国内7球団のスカウトをうならせた。日本の第1戦勝利は96年以来5大会ぶり。13日の第2戦で一気に王手をかける。 (原田 真奈子)

 ▼横井監督 佐々木の投球に尽きるかなと思う。開幕投手に任命して、それ以上の活躍をしたかなと思う。

 ▼森川(5回2死満塁から逆転の2点右前打)(佐々木)千隼が頑張っていたので、何とか打って還したかった。死にものぐるいで打った。

 ▼米国・ホートン監督 佐々木がとても良かった。打者も三振をしなかった。

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2016年7月13日のニュース