5度の右肘手術乗り越え…ヤク館山 6日DeNA先発へ

[ 2016年7月2日 07:38 ]

ヤクルトの館山

 4月に自身5度目の右肘手術を受けたヤクルトの館山昌平投手(35)が6日のDeNA戦(横浜)で先発登板することが1日、分かった。

 館山は今季開幕ローテーション入りしたが、2試合で0勝2敗、防御率9・90。右肘の状態が万全でなく4月14日に出場選手登録を抹消され、20日に右肘関節遊離体摘出とクリーニング手術を受けた。だが、術後わずか7週間後の6月7日のイースタン・巨人戦(戸田)で実戦復帰。復活へ順調に階段を上り、同25日のイースタン・DeNA戦(横須賀)は114球を投げ、8回1失点と好投。先発で長い回を投げるスタミナも不安がないことを証明した。

 投手陣再建のキーマンになる。今季のチーム防御率5・05はリーグワースト。石川が左ふくらはぎ痛、小川が腰痛、原樹が右肩違和感でファーム調整中と先発陣は故障者が続出中だ。6月22日に都内で行われた株主総会では、衣笠剛球団社長兼オーナー代行が「起爆剤で立て直してほしい」と館山を名指しして期待を寄せた。最下位からの浮上へ、約3カ月でスピード復帰する右腕にかかる期待は大きい。

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2016年7月2日のニュース