ジ軍バムガーナー リアル二刀流で大暴れ 実質40年ぶりDH放棄

[ 2016年7月2日 05:30 ]

<アスレチックス・ジャイアンツ>6回1/3を投げて9勝目を挙げたバムガーナー(AP)

インターリーグ ジャイアンツ12―6アスレチックス

(6月30日 オークランド)
 メジャーでも「二刀流起用」が実現した。ジャイアンツは敵地でのインターリーグでDHを放棄し「9番・投手」でバムガーナーが先発。強打で知られる左腕は3回先頭で中越え二塁打を放ち、一挙6得点の逆転の口火を切った。

 投げては6回1/3を4失点で9勝目。ベイブリッジ・シリーズでの4連敗を阻止し「そうあることじゃないからね。楽しかったし、いい経験になった」と話した。

 日本では今季、日本ハムの大谷がここまで3試合でDHを解除して打席に立っているが、バムガーナーも通算13本塁打の長打力の持ち主。大リーグでは、09年にはレイズがメンバー表の記入ミスによりDHを放棄したケースがあるが、戦略上のDH放棄は、76年にホワイトソックスがケン・ブレットを起用して以来40年ぶりだ。最終判断は本人に任せたというブルース・ボウチー監督は「彼の鋭い打撃が打線に火をつけてくれた」と笑顔。ただ本人が希望していたオールスター戦前日の本塁打競争へは、選手会からの反対もあり参加させない考えを示した。

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