由伸監督 松井氏に続き上原呼ぶ!宮崎キャンプで超豪華競演?

[ 2015年12月1日 05:30 ]

高橋由に抱きつく上原(右)(02年5月撮影)

 元4番に続き元エースも呼ぶ!巨人・高橋由伸監督(40)が30日、レッドソックス・上原浩治投手(40)に来春宮崎キャンプへの参加を依頼することを明かした。ヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(41)は既に同キャンプ参加に前向きな姿勢を示しており、上原が快諾すれば新監督とともにプレーした4番とエースが宮崎で共演する可能性もある。

 ウエ、頼むよ――。同い年である右腕への協力要請。来春の宮崎キャンプにレ軍・上原を招きたいという高橋監督の思いは本気だ。

 「個人的には来てもらいたい。問題がなければ来てほしいね。1日でも2日でも来てくれれば、僕も楽しいし、ピッチャーの刺激にもなる」

 高橋政権の本格的な始動となる来春キャンプ。既に「彼のかばん持ち以外だったらやりますよ」と松井氏からは参加の口約束を取り付けた。そしてもう一人、力になってほしいと切望したのが上原だ。上原が09年にメジャー挑戦するまで巨人の投打の中心を担った。プライベートでは「ウエ」と呼び、誕生日は75年4月3日と同じで、食事をともにして祝い合った仲だ。「僕の時代は4番とエースだからね」。松井氏とのダブル招へいが実現すれば、何よりも心強い援軍になる。

 もちろん、一番の期待はナインに与える好影響だ。「上原はまだ現役の選手。選手にとっても刺激になる」。40歳を迎えてもメジャーの第一線で戦う上原を支えるのが、巨人時代から変わらない圧倒的な練習量だと知っている。2月中旬のメジャーのキャンプインを目前に本気で調整する姿だけでも、生きた教材になる。日米通算で先発100勝&100セーブを達成した先発と救援での豊富な経験もある。今季2桁勝利がマイコラス、菅野だけだった先発陣再生への助言も期待できる。

 昨年11月29日、高橋監督は宮城県石巻市で上原が開催した東日本大震災復興支援の野球教室に招かれ参加。当時、上原は将来的に高橋監督が誕生した場合の自身の投手コーチ就任について「俺が上に立たないと嫌。(自身を指さし)監督で、由伸コーチ!」と冗談めかした。だが、今回は現役投手としての協力要請だけに、高橋監督は勝算ありと踏んでいるようだった。(春川 英樹)

 ▼日本人現役メジャーリーガーのキャンプ訪問

 ☆05年田口壮(カージナルス) オリックス・仰木監督(当時)から打診を受け、2月3日から2日間、自主トレを兼ねて宮古島での春季キャンプを訪問。谷らに英会話の必要性を説いた。

 ☆05年イチロー(マリナーズ) 恩師・仰木監督の激励を兼ね2月6日に宮古島キャンプを日帰り訪問。ファン1500人から歓迎を受け、100スイングの打撃練習を披露。フィーバーとなり、宮古島署員の4分の1に当たる警察官10人が出動した。

 ☆07年城島健司(マリナーズ) 11月9日に金沢市内で練習中のBCリーグ王者・石川を電撃訪問。金森監督(当時)との縁で実現した訪問で、ティー打撃に加えて打撃投手まで務める熱血指導。「1日は24時間しかない」と選手にメッセージを送った。

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2015年12月1日のニュース