巨人　田原に“勝利の方程式”期待「ポジション確立していけたら」

　巨人・田原誠次投手（２６）が１日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１５００万円から３００万円アップの年俸１８００万円でサインした。

　今季はシーズン終盤に中継ぎでフル回転し、１８試合の登板で１勝０敗、４ホールド、防御率１・００。８月２６日のヤクルト戦（神宮）からシーズン終了まで１５試合連続無失点と好投を続けた。ヤクルトとのＣＳファイナルステージ（神宮）では、今季トリプルスリーを達成した山田を３打数無安打に封じるなど「山田キラー」として奮闘した右腕は「来季も右の強打者との対戦が多いと思うので、癖を頭に入れておいて、勝負できるようにやっていきたい」と意気込んだ。

　今オフは左右の違いはあるが同じサイドスローの公文と岡山・倉敷市内で合同自主トレを行う予定。球団からは「マシソンを追いやって自分がその位置を確立してほしい」と勝利の方程式の一角を担う存在となることを期待されたという。「自分としても開幕すぐというわけじゃないですけど、後半になるにつれてそういうポジションを確立していけたらいい」と５年目の来季はさらなる高みを目指す。