掛布2軍監督 異例キャンプイン初日にシート打撃実施

[ 2015年12月1日 06:36 ]

阪神の掛布2軍監督

 阪神2軍が来春の安芸キャンプでは初日の2月1日にシート打撃を実施することが分かった。掛布2軍監督が異例のプランを明かした。

 「2月1日にシート打撃をやろう、という話になった。かつての中日じゃないけれど、コーチに意見を聞いたら賛同してくれたので」

 確かに中日では就任1年目だった04年に落合監督(現GM)がキャンプ初日に紅白戦を開催した例がある一方、阪神ではシート打撃のような実戦形式の練習が始まるのは通常早くても第2クール辺りから。近年は1、2軍とも類似するメニューがキャンプ初日に組まれたことはなく、「掛布色」が色濃く反映された。

 すでに2月11日には初の対外試合を予定しており、そこから調整を逆算した側面もある。ただ、何よりも重要なのは、早々に実戦形式のメニューを組み込んだという事実だ。投手、野手ともに競争意識をあおられることは間違いない。当然、相応の準備も求められ、自主トレ期間に当たる12、1月の過ごし方がひと味違ったものになることは間違いない。

 「与えられたチャンスは120%で1試合をやりきるぐらいの気持ちを出してほしい」

 3月中旬から開幕するウエスタン・リーグを早くも見据え、言葉には熱がこもる。チームに激しい競争原理を植え付け、ファームもこれまで以上に戦う集団へと変えてみせるのが掛布流。新スローガンである「超変革」は決して1軍だけの話ではない。

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2015年12月1日のニュース