元ロッテ渡辺“古巣”でコーチ就任「都市対抗優勝成し遂げたい」

[ 2015年12月1日 19:03 ]

新日鉄住金かずさマジックのユニホームに袖を通し、鈴木監督(左)と握手する渡辺

 プロ野球ロッテで通算87勝を挙げた渡辺俊介投手(39)が1日、社会人野球の新日鉄住金かずさマジックのコーチに就任した。チームの前身はロッテ入団前に所属していた新日鉄君津で、古巣に復帰した同コーチは、千葉県木更津市内で記者会見し「都市対抗で優勝したことがないので野球人生の最後に成し遂げたい」などと抱負を語った。

 本人、チームともに兼任で選手を続けることを視野に入れている。コーチ業がメーンだが「チームが必要としたときに投げる準備をしておきたい」と登板に意欲を示す。後進の育成には「選手の持っている能力を最大限に引き出すことを基本にしたい」と話した。

 アンダースローの渡辺は2006、09年のワールド・ベールボール・クラシック(WBC)連覇に貢献。ロッテ退団後の14年に米大リーグ、レッドソックスとマイナー契約を結んだがキャンプ中に契約を解除され、その後は米独立リーグで今季まで2年間プレーした。

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2015年12月1日のニュース