清原、稼頭央超えだ!秋山1・5億円 西武6年目野手史上最高

[ 2015年12月1日 05:30 ]

来季の目標「20盗塁」を掲げ笑顔を見せる秋山

 西武・秋山翔吾外野手(27)が30日、西武プリンスドーム内で契約更改交渉に臨んだ。会見で金額を問われると、堂々と「1億5000万円です」。6200万円から倍増を超える8800万円アップの1億5000万円でサイン。「(昨季まで)1億円プレーヤーなんて想像つかなかった。驚きの多いシーズンだった」と感想を口にした。

 西武で野手の6年目年俸としては松井稼(現楽天)の1億3500万円を超えて最高額。今季は日本記録のシーズン216安打を記録し、左打者としては歴代1位の31試合連続安打と記録ずくめの一年となった。査定だけでは倍増の1億2500万円程度だったというが、メディアへの露出など数字以外の活躍を踏まえ約2500万円が上積みされた形だ。

 今オフは取材が殺到している。この日も早朝6時半に球場入りし、SMAP・中居正広が出演する年末特番の撮影に臨んだ。さらに午後4時の契約更改まで雑誌など3本の取材をこなした。それも「これを含めてプロだと思う。どれくらい練習をして、休養が取れるか、このオフは自分にとって勉強になる」と前向きに捉える。増額分の使い道については支えとなっている家族に感謝の気持ちを込めて「球団のトークショーで軽井沢に行くので、そのついでに旅行します」と話した。

 満票でのベストナイン初受賞に、自身2度目のゴールデングラブ、侍ジャパンでは不動の1番・中堅手として輝いた。来季の目標を「20盗塁」と色紙には控えめに記したが、史上初の2年連続200安打という偉業が懸かる。「(安打数が)ここまでいくとは思っていなかったので、目標を立てづらくなった。数字の目標はちょっと…」と間を置き、「一本一本積み重ねたい」と続けた。(神田 佑)

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2015年12月1日のニュース