Dバックス クエト獲得失敗 マエケン獲り熱高まる

[ 2015年12月1日 05:30 ]

長い距離を決めてパーをセーブした前田健太は快心のガッツポーズ

 広島が前田健のポスティングを申請した場合に獲得に動くことを明言しているダイヤモンドバックスが、FA市場の大物先発投手クエトに6年総額1億2000万ドル(約147億6000万円)のオファーを断られたことが29日(日本時間30日)に分かった。これにより前田健獲りへの動きを強めることは確実だ。

 デーブ・スチュワートGMは代理人と交渉を重ねた上で、ドミニカ共和国に渡り本人に直談判。総額で球団史上最高となる条件で口説いたが、ロイヤルズの世界一に貢献した右腕の心は動かなかったという。同GMは「他2人のFAの大物投手、プライスとグリンキーが決まっていない。動向を見たいのだろう」と地元紙アリゾナ・セントラルに話したが状況は厳しい。クエトに特別に用意した単年2000万ドル(約24億6000万円)の年俸は球団の予算枠1500万~1800万ドルを超過しており、もう上積みはできないという。

 1年以上前からラブコールを送ってきた前田健の動向を注視していくことをあらためて明言し「あらゆる補強の手段を探っていく」と語った同GM。今後は補強リストの本命に全力を注ぐ。

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2015年12月1日のニュース