ジーターの技術に松井氏ほれぼれ「インハイを詰まりながら右前に」

[ 2014年9月9日 05:30 ]

ジーターのバッティング(AP)

 松井氏が、盟友ジーターの打撃技術を解説した。スポニチ本紙が撮影した最近の打撃フォームの連続写真をチェック。次のように分析した。

 「いいバッターに共通している部分として、トップを深くつくって、打ち出してから頭が全く動いていないんですよね、やっぱりね。軸がぶれていないんですよね。それは、ほとんどのいいバッターには、ある程度共通している」

 ヤ軍史上最多で、大リーグ歴代6位の通算3450安打。安定した打撃の一番の長所はぶれない軸にあるとした。また、ジーターのスイングは「インサイドアウト」と呼ばれ、内から絞り出すように打つのが特徴。試合前のフリー打撃は、どんなに厳しい内角球でも、無理な体勢でも必ず逆方向に打つことから始める。

 「インハイの球を詰まりながらライト前に芸術的に落とす、というアレが、僕は一番好きですけどね。それができるバッターなんて、ほとんどいないんですけど」

 そう語る松井氏の口調は、間近で打撃を見ていた現役時代を懐かしんでいるようだった。

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2014年9月9日のニュース