広島の新4番ロサリオがV打 野球ゲームで気分転換が日課

[ 2014年8月17日 08:12 ]

<広・巨>5回1死三塁、勝ち越し適時二塁打を放ったロサリオは二塁へ向かう

セ・リーグ 広島12-2巨人

(8月16日 マツダ)
 広島の新主砲がチームを勝利に導いた。不振のため登録を抹消されたエルドレッドに代わり、4番に座るロサリオの決勝打が、巨人戦9年ぶりとなる12得点の導火線となった。

 陽気なドミニカンが躍動した。同点で迎えた5回1死三塁。大竹の146キロ直球をとらえた打球は前進守備の遊撃手・坂本のグラブをかすめ、三遊間を破った。4番初打点に喜ぶ間もなく、スピードを落とさず、一気に二塁へ。次打者・キラの右前適時打で生還した。

 「僕は何事も100%の力で、一生懸命やるんだ。足も速いほうだと思っているからね」

 勝負強さ、さらに自慢の“俊足”も見せつけた助っ人は「2軍でも4番を打っていたし、やりやすい。4番は自分に合っている」と豪語した。

 今月4日にサンディー夫人と3人の子供が米国へと帰国。PSP(プレイ・ステーション・ポータブル)で野球ゲームをすることが気分転換だ。古くから親交があり、理想の4番像に挙げたオルティス(レッドソックス)をゲーム上で操作し“イメージトレーニング”も欠かさない。好調を維持しながら、外国人枠の関係で3度の抹消を経験してきた男。訪れた4度目の好機は逃さない。

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