巨人 8年ぶり屈辱 シーズン3度目10点差敗戦

[ 2014年8月17日 05:30 ]

<広・巨>5回1死三塁、ロサリオに適時二塁打浴びる大竹

セ・リーグ 巨人2-12広島

(8月16日 マツダ)
 巨人は12失点での惨敗。シーズン3度目の10点差敗戦は06年以来、8年ぶりの屈辱となった。原監督は気持ちを静めて口を開いた。

 「先制、中押し、ダメ押し、ダメ押しという点の取られ方は、いいとは言えない。応援してくれているファンの方たちにも申し訳ないと思う」

 3点ビハインドの8回に3番手の福田が2/3回を5安打7失点の炎上。今季ワーストの1イニング7失点で試合は壊れた。ただ、勝負の分岐点は1―1で迎えた5回だ。

 1死二塁、4番ロサリオを迎えた場面。フルカウントからの6球目、先発の大竹は、小林のチェンジアップのサインに首を振って外角速球を投げ、左中間二塁打された。大竹は試合後「チェンジアップで良かったと思う」と反省。逆に小林は「もっと攻めなければいけなかった」と語った。球種選択、コース…。ベンチからの指示もある中で、球種選択のあいまいさが決勝点につながった。大竹は打者3巡目に4割近く打たれているが、払しょくできなかった。原監督は「(バッテリー)相互で感ずるところは反省することが必要」と言った。阿部は一塁に回っている。バッテリー間の意思統一を図ることが、優勝争いの上で重要なテーマともなる。

続きを表示

2014年8月17日のニュース