広島・大瀬良「この2カ月の投球とは違う」 56日ぶり7勝目に手応え

[ 2014年8月17日 05:30 ]

<広・巨>3回1死、橋本の一ゴロでベースカバーに入る大瀬良

セ・リーグ 広島12-2巨人

(8月16日 マツダ)
 久しぶりの勝利に、トレードマークの笑顔がはじけた。広島の新人の大瀬良が6回まで2点に抑え、56日ぶりの7勝目を手にした。

 敗れると首位とのゲーム差が今季最大の6になっていた危機を救い「チームに迷惑を掛ける投球ばかりしていた。やっとですね」と実感を込めた。

 「初心に帰ってしっかり腕を振った」と言うように、直球とカットボールのコンビネーションがさえた。1回に連続四球でピンチを招いたが、2回まで無失点。3回に長野にソロを浴びたが、引きずらなかった。

 勝ち越した直後の6回2死で与えた四球から1点差とされた。しかし、一、二塁で村田には「一発を出してはいけない場面。低め、低めと頭の中で考えていた」。徹底的に低めを突き、フルカウントからの7球目、ワンバウンドのカットボールでハーフスイングを誘い、空振り三振に仕留めた。

 勝てない間は「気持ちがめいることもあった」と言う。この1勝をきっかけにできるか。「この2カ月の投球とは違うと思う」と確かな手応えを口にした。

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