盛岡大付　東海大相模を破り夏初勝利！エース・松本は３失点完投

＜東海大相模・盛岡大付＞激しい戦いを制した盛岡大付・松本は歓喜のガッツポーズ

第９６回全国高校野球選手権大会２回戦 盛岡大付４―３東海大相模

（8月16日 甲子園）
　第９６回全国高校野球選手権大会第６日は１６日、甲子園球場で２回戦が行われ、第３試合では２年ぶり８度目出場の盛岡大付（岩手）が、４年ぶり９度目出場の東海大相模（神奈川）を逆転で下し、夏の甲子園初勝利を飾った。プロ注目のエース・松本は変化球主体の投球で東海大相模打線を８安打３点に抑え完投した。

　盛岡大付は２点ビハインドの２回、１死から遠藤が左越えソロ本塁打を放って１点を返した。６回には２死から四球の菜花を一塁に置いて、松本が三塁線を破る二塁打で二、三塁とすると、遠藤の左前打で同点。さらに槙島が死球で２死満塁とし、立波の右前打で２点を勝ち越した。

　今秋ドラフト上位候補の１５０キロ右腕・松本は初回に２点を失ったものの、その後は緩急を駆使した投球で凡打の山を築き、９回のピンチも１失点でしのいでリードを守り切った。

　東海大相模は初回、楠の一塁強襲安打と豊田の右翼線二塁打で１死二、三塁とすると、平山の遊ゴロ内野安打と一塁悪送球で２点を先制したが、その後は打線が沈黙。９回２死一、二塁から小酒井の右前適時打で１点差に詰め寄る粘りをみせたが、あと一歩届かなかった。神奈川大会決勝で２０三振を奪った２年生右腕・吉田は８回から登板。打者６人に対し無安打、３奪三振と好投をみせたが、チームを勝利に導くことはできなかった。