二松学舎82年春準Vメンバーも興奮!競輪・南雲「勝ち上がれ」

[ 2014年8月16日 05:30 ]

二松学舎大付のアルプスに駆けつけた、82年センバツ準優勝メンバーで競輪選手の南雲孝之

第96回全国高校野球選手権2回戦 二松学舎大付7―5海星

(8月15日 甲子園)
 二松学舎大付出身で、32年前のセンバツ準優勝メンバーだった競輪選手の南雲孝之(50)もアルプスで「夏1勝」を喜んだ。この日は当時のチームメートらと観戦し、「勝った時には自分の時よりうれしかったし、思わずウルウルきました。1年生バッテリーが(ノビノビとプレーして)良さを出した感じがしました」と興奮気味に話した。

 主将だった南雲は現監督の市原勝人投手らと82年のセンバツに出場。「6番・遊撃」で活躍したが、決勝でPL学園に敗れた。チームはその後センバツに2度出場も初戦の壁は破れず、南雲は高校時代で完全燃焼。レーサーの道に進んだ。試合後に当時監督だった青木久雄氏と再会し喜びを分かち合うと、「この後も一戦一戦勝ち上がってほしいです。僕も仕事(競輪レース)の日程が空けばまた市原と後輩の応援に行くつもりです」とエールを送った。

 ◆南雲 孝之(なぐも・たかゆき)1964年(昭39)5月5日、東京都出身の50歳。二松学舎大付野球部に所属し、82年のセンバツで準優勝。卒業後は競輪選手を目指し、第54期生として84年9月にデビュー。通算成績は2615戦318勝。通算取得賞金は5億6508万円。12年7月から日本競輪選手会の東京支部長を兼務。現在はA級1班。

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