日本文理 下位打線からの猛攻でプロ注目腕攻略「監督の私もびっくり」

[ 2014年8月12日 16:27 ]

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 日本文理5―2大分

(8月12日 甲子園)
 日本文理がエース飯塚の粘りの投球に打線が応え、5年ぶりとなる初戦を突破した。

 「去年も勝てなかったし、春の選抜も勝てなかったのでね…。本当に選手たちがよくやってくれました」。準優勝した09年以来の初戦突破に大井監督は感慨深げに語った。

 エースの飯塚には「7回からの攻撃には自信があるので、何とかそれまで踏ん張れ」と試合中に声を掛けた指揮官。その言葉通り、飯塚は初回に大分に先制を許すも、7回2失点と粘りの投球を見せた。するとその裏に自身の適時打で勝ち越すと、1番・星の右越え2ランでリードを広げた。

 「甘い球さえくればと思っていた」と振り返る7回の下位打線からの猛攻に、自信はあると語りながらも「監督の私もびっくり」とプロ注目の大分・佐野を攻略したことに驚きの表情だった。

 大井監督が「本来の調子ではなかったが、よく粘り強く投げた」という飯塚は8安打2失点、そして9つの三振を奪う好投について「意識していた初回に点を取られてしまったが、段々と自分の投球ができるようになった。三振の数は意識していなかったが、後半は腕が振れていたので三振が取れた」とコメント。7回の決勝打については「しっかり振った結果」と、投打の活躍を振り返った。

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2014年8月12日のニュース