昨年準VのJBC玉城 2安打5点快勝 耐えて好機逃さず

[ 2014年8月12日 05:30 ]

<滑川東部スポーツ少年団軟式野球部・JBC玉城>5回、スクイズで先制のホームに滑り込むJBC玉城・竹内大

高円宮賜杯第34回全日本学童軟式野球第3日・2回戦 JBC玉城(三重)5―1滑川東部スポーツ少年団軟式野球部(富山)

(8月11日 神宮)
 神宮球場など東京都内5球場で2回戦14試合が行われた。昨年準優勝のJBC玉城(三重)は5、6回にそつのない攻撃で5点を奪い、滑川東部スポーツ少年団軟式野球部(富山)に快勝。根上学童野球クラブ(石川)、車尾スポーツ少年団野球部(鳥取)なども3回戦に進出した。12日は2会場で3回戦8試合が行われ、ベスト8が出そろう。

 耐えて、粘って、つないだ。JBC玉城(三重)は再三のピンチをしのいで0―0で迎えた5回。初めて走者を得点圏に送った1死一、三塁からスクイズで先制した。6回は相手の守備の乱れにつけ込み無安打で4点追加。わずか2安打で5点を奪って快勝した高口一彦監督(48)は「押されっぱなしだったけど、焦らずどっしり構えたのがうまくいった」と胸を張った。

 昨年準優勝で大舞台に慣れているとはいえ、今年はスタメン5人が5年生。高口監督は「打力は去年の3分の1。守備も投手も劣るけど5年生が多い分、チームに一体感がある」という。4回以外は毎回得点圏に走者を背負ったが、全員で声を掛け合って1失点で切り抜けた。主将・山原(6年)は12日の3回戦に向け「守備でリズムをつくっていきたい」と意気込んだ。

続きを表示

2014年8月12日のニュース