49歳山本昌 投げる記録男だ!2軍戦次第で今季初1軍昇格も

[ 2014年8月12日 08:00 ]

報道陣からプレゼントされた49歳の誕生日ケーキをうれしそうにのぞきこむ中日・山本昌

 「49歳の誓い」だ。中日・山本昌投手が自身の誕生日だった11日、ナゴヤ球場で休日を返上して練習。13日か14日のウエスタン・阪神戦(ナゴヤ球場)に先発予定で内容次第では1軍昇格の可能性も十分。いよいよ出陣態勢が整った大ベテランが、史上最年長登板&勝利記録の更新に改めて意欲を見せた。

 「あさって(13日)か、しあさって(14日)に投げる。少しでも(1軍の)お役に立てるように、そのつもりで調整してきている。最後の力を振り絞って頑張りたいね」

 炎天下のキャッチボール、ダッシュなどでたっぷり汗をかいた後、報道陣から「49」のロウソクが刺されたケーキをプレゼントされ「ケーキは大好きなんだよ」と子供のように喜んだ。今季は春先から調子が上がらず1軍昇格を果たせていないが、日本球界の最年長出場は浜崎真二(阪急)の持つ48歳10カ月。これから1軍で投げれば即、記録更新となる。ただ、目標ではない。あくまで戦力としての昇格を目指す左腕にとって、同じ浜崎氏が持つ48歳4カ月の最年長勝利記録の更新こそがターゲットだ。10日の登板は台風の影響で流れたが、8月生まれの夏男だけに「この季節は好きだし、調子は悪くない。動きも良いよ」と表情は明るい。前人未到の道を歩む「球界のレジェンド」が、新たな伝説をつくる日は近い。

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